クマ取り治療のデメリットを岡山の医師が解説
疲れて見えたり老けて見えたりとマイナスなイメージをもたらしてしまう、目の下のクマ。クマがあるだけで顔全体の印象がどんよりと暗くなってしまいます。
クマの種類によって原因はさまざまですが、どのタイプのクマもご自身のケアだけではなかなか改善することができません。そのため、根本から確実に治療することが可能なクマ取りの外科手術に注目が集まっているのです。メリットばかりが取り上げられがちですが、外科手術を受けるにあたってはデメリットやリスクについても充分に理解しておく必要があります。
そこで今回は、クマ取り治療のリスクやデメリットについて詳しくまとめてみました。岡山でクマ取り治療を受ける際の注意点やポイントも解説しておりますので、気になる方はぜひ最後までご覧ください。
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クマ取り治療とは
クマが発生する原因はさまざまなものがありますが、大きく分けると皮膚の状態の異常と構造的問題の2種類に集約されます。たとえば、色素沈着によって生じる「茶クマ」は前者です。張り出した眼窩脂肪に圧迫された眼輪筋が透ける「赤クマ」や、血行不良などによってできる「青クマ」は後者に該当します。
特に構造的問題によって生じたクマは、ご自身のケアで改善させることはほぼできません。しかし、医療の力を借りてクマの原因に直接アプローチすれば、根本から確実に治療することが可能です。
クマ取りの外科手術は「経結膜脱脂法」「ハムラ法(裏ハムラ・表ハムラ)」「脂肪注入」の3種類が主になります。クマの種類・原因によって適した手術は微妙に異なるため、自分に合った方法が分からない方は、すべての施術をおこなえる医師のもとでカウンセリングを受けてみると良いでしょう。
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クマ取り治療のデメリット
それでは、クマ取り治療のデメリットについて、手術方法別に詳しく見ていきましょう。
経結膜脱脂
経結膜脱脂は、簡単に言うと眼窩脂肪を除去する手術です。処置自体は非常にシンプルかつ初歩的なものになりますが、担当する医師によっては適切な量の脂肪を除去することができず、凹みすぎたり目の下のたるみが充分に解消されなかったりすることがあるでしょう。医師はお客様の目元の状態を見て、仕上がりを予測しながら微調整を繰り返す必要があります。
また、適応が非常に狭い点もデメリットです。目の下の凹みやたるみ、目元のしわが目立たない若い方にとっては最適な施術ですが、それ以外の方にはあまり適していません。しわ・たるみ・凹みのある目元の方が経結膜脱脂をおこなうと、それらが悪化してしまう恐れがあります。
脂肪注入
脂肪注入は経結膜脱脂と組み合わせれるケースが多いです。お客様の体の別のパーツ(基本的には太もも)から採取した脂肪を遠心分離や重力によって凝縮し、目の下の凹んでいる部分に注入していきます。
注入した脂肪は100%注入するとは限らないため、医師は「どのくらい定着するか」をある程度予測しながら注入しなければなりません。個人差がありますが、1年後の定着率は約50%だと言われています。多めに入れすぎて脂肪が減らなかった場合にはしこりができるリスクがあり、逆に少なめに入れてほとんど定着しなかった場合には、あまり効果を実感することができません。
また、太ももの脂肪は表情筋と上手く馴染まないので、不自然な表情になってしまうことがあります。特に、笑ったときに目の下の脂肪がふくらんだように感じることが多いです。
裏ハムラ法
裏ハムラ法は、ふくらんでいる部分の眼窩脂肪を引っ張り、凹んでいる部分まで伸ばして敷き詰めるという方法です。ふくらみと凹みの両方を同時に解消することができます。
しかし、どんなにひっぱってもゴルゴラインの溝まで眼窩脂肪を伸ばすことはできません。そのため、ゴルゴラインの溝が強い方は、ヒアルロン酸注入や脂肪注入といった他の施術を組み合わせる必要があります。
また、処置が複雑なため、術後腫れが大きく出やすい点もデメリットです。経結膜脱脂と比べるとダウンタイムが長いと言えるでしょう。特に剥離の工程では出血しやすいので、慎重に施術をおこなわなければなりません。
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クマ取り治療のメリット
ここまでリスクやデメリットについて見てきましたが、どの外科手術にももちろんメリットがあります。ここからは、クマ取り治療の魅力やメリットについて、手術方法別に見ていきましょう。
経結膜脱脂
経結膜脱脂が効果を発揮するのは、眼窩脂肪が眼輪筋を圧迫することによって生じる「赤クマ」や、眼窩脂肪のふくらみが影を作ることで生じる「黒クマ」です。加齢とともに垂れ下がった眼窩脂肪を除去することで、目袋のふくらみを抑えることができます。シンプルな処置なので、早ければ10~15分で手術が終了します。料金も安く、腕の良い医師に担当してもらえばダウンタイムも非常に短いため、比較的気軽に受けられるでしょう。適応さえすれば非常にメリットの多い手術です。
脂肪注入
脂肪注入のメリットは、他の外科手術で届かなかった部分の微調整ができるところにあります。たとえば、経結膜脱脂後に凹みが目立つ場合や色味が残っている場合に脂肪注入が有効です。裏ハムラ法で脂肪を伸ばしきれないゴルゴラインの溝も、脂肪注入であればしっかりと埋めることができます。
また、脂肪をさらに細かく崩してから注入する「ナノリッチ」なら、デメリットはほとんどありません。
一つ一つの細胞のまわりに脂肪成分がまとわりついている状態を「脂肪」と呼びますが、ナノリッチではそこから脂肪成分をあえて取り除き、残りの細胞だけを凝縮していきます。脂肪成分を取り除くことでしこりのリスクを大幅に軽減できる上、表情筋とも自然に馴染むため違和感が気になりません。さらに、他の施術と併用しても効果を打ち消し合わないので、掛け算的に大きな効果を望むことが可能です。
裏ハムラ法
高度な技術を要する裏ハムラ法は、経結膜脱脂と脂肪注入の両方が持つデメリットやリスクをすべて解消した手術方法です。当院では世に存在するあらゆるクマ取り治療をおこなうことができますが、その上で一番推しているのが裏ハムラ法になります。
簡単に言うと、目の下のふくらんでいる部分から凹んでいる部分へ眼窩脂肪を移動させるというものです。目のまわりにある眼窩脂肪をそのまま利用するため、経結膜脱脂のように取りすぎて凹んでしまうこともありません。表情筋にもよく馴染み、表情を動かしてもクマが目立たない点もメリットです。また、脂肪注入のように施術後に増えたり減ったりすることもないので、再発率は極めて低いと言えます。
Attention
岡山でクマ取り治療を受ける際の注意点
ご存知のことと思いますが、現在、岡山市内は美容外科の数が多いエリアです。いわゆる美容外科の激戦区であるこのような地域では、近隣の美容外科同士が切磋琢磨し合って技術力を伸ばしています。そのため、結果として技術の良い医師や評判の高い医師ばかりが残りがちです。
こういった激戦区で美容外科を探す際、多くの方が「何を基準にして美容外科を選べば良いか分からない」と悩み、最終的には「どこで受けても同じ」というような思考に陥って、失敗してしまいます。
岡山で美容外科を探す際には、「美容外科ではなく医師を見つける意識」を持つことがポイントです。というのも、実際に施術を担当するのは一人の執刀医なので、美容外科自体の知名度や歴史はあまり意味を持たないからです。
クマ取り手術を受ける前に、執刀医について入念に調査しましょう。具体的には以下のような項目をチェックしてください。
- 医師の実績や症例数、これまでの経歴
- すべてのクマ取り手術をおこなうことができるか
- 症例写真に不自然な点はないか
- インターネット上の評判や口コミ
再三述べてきたように、クマ取りには何種類もの治療法が存在します。そのなかで経結膜脱脂しかできないような医師に施術を任せることはおすすめしません。
このような医師は、カウンセリングの際に他の施術のデメリットやリスクを述べ、最終的に「経結膜脱脂で簡単にクマを解消できる」という方向に持っていきがちです。
しかし、経結膜脱脂は適応が狭いため、目の下のたるみや凹みがひどい方が施術をおこなうとデメリットの方が大きくなってしまいます。凹みが強く出てしまった場合、その場限りの間に合わせでヒアルロン酸を注入されることもありますが、時間の経過とともに元に戻ってしまうでしょう。
- ビフォーアフターの画像や動画がほとんどない
- 経結膜脱脂のインパクトの強い画像ばかりを載せている
このような医師には充分注意してください。はじめから選択肢を狭めてしまわないためにも、できるだけ複数種類の治療法を扱っている医師を選ぶのが得策です。
Summary
岡山でクマ取り治療をするならeクリニック岡山院
今回は、クマ取り治療のリスクやデメリットについて詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。クマ取り治療の外科手術には、経結膜脱脂・脂肪注入・ハムラ法などの手術があり、いずれの手術にもメリットとデメリットの両方が存在します。クマの種類や目元の状態によって適切な手術方法が異なるため、すべての手術を習得している医師のもとでカウンセリングを受け、見極めてもらうのがおすすめです。
eクリニック岡山院は、プロフェッショナルな美容外科です。互いに地域と技術を共有し合い、お客様に高品質な美容医療を低価格でご提供することを理念に掲げ、さらなる技術の向上を目指して精進しています。
クマ取り治療に関してはすべての手術方法を網羅しており、丁寧なカウンセリングを経て、お客様にぴったり合うプランをご提案させていただきます。岡山でクマ取り手術を検討している方は、ぜひ一度当院の無料カウンセリングを受けてみてください。